屋根の修理って火災保険でできるのでしょうか?
先日、休みの日に自宅にいると、突然作業服を着た男性が訪ねてきました。 その方は、屋根の修理の職人さんらしく、近所で屋根の工事をしていたそうで、終了の挨拶に来たとのこと。 この時代に、丁寧な対応だと感心していると、最後にこんなことを言われました。 「作業中、お宅(我が家)の屋根が見えていたんですが、一部修理が必要な箇所がありまして、宜しければ今なら火災保険を使って修理できるので、この機会に修理しませんか?」とのこと。 火災保険で屋根の修理なんて、聞いたことがりません。 なんとなく怪しいと感じるのですが、本当にこのようなことができるのでしょうか? |
場合によっては可能かと思われます
訪問された方がどういうつもりでそのようなご案内をされたかはわかりませんが、火災保険が適用される場合もあります。 通常、破損個所が無いのにもかかわらず、火災保険を適用することはできません。 しかし、火災保険の問題として、火事や震災による家屋の全壊ならば、わかりやすく火災保険を申請できるのですが、このようなケースは稀ですよね。 ただ、実際の火災保険では、自然災害、台風や豪雨、突風や竜巻などでご自宅が破損した場合にも、火災保険が適用される場合があります。 では、なぜこの制度があまり知られていないかというと、単純に破損に気付かないからです。 家というのは、24時間365日、風や雨に晒されています。 日々が入ったとか、瓦がとんだという、分かりやすい場合は良いのですが、質問者様のお宅のように、一部分修理が必要な場合というのが、結構多くあります。 この段階で修理しておけば、金額もそこまでかからずに済むのですが、気づかない場合が多く、雨漏りや諸々の不具合が出てから気付きます。 すると、自然災害から日数が経っているので、直接的な被害だと認識しづらいし、申請もなかなかできないというわけです。 まずは、無料で調査をしてもらい、それが災害によるものなのか、経年劣化によるものなのかを見てもらうのが一番かもしれません。 |