台風により屋根がダメージを受けた場合、簡易な修理であれば数万円から20万円以下で行われ、火災保険の対象外になって自己負担を強いられることもあります。
しかし、屋根がかなりの損傷を受けて、既存の屋根の上から新しい屋根を被せる「重ね葺き(カバー工法)」や、屋根を全面交換する「屋根の葺き替え」が必要になる場合は、最低でも100万円ほどの費用が必要となります。
一般住宅でも屋根の面積が広い場合や、アパートやマンションなど大きな建物になると、塗装だけでも費用が150万円を超えてしまうこともありますし、瓦屋根の全面修理となると、150万円以内で抑えることはかなり難しくなります。
瓦屋根の場合は、葺き直しでも200万円前後、葺き替えともなると300万円前後の費用がかかるとされていて、スレート屋根の場合は、30坪の家で、葺き替えだと150万円〜300万円、金属屋根の場合も、重ね葺きでも150万円程度が相場となっています。
以前に比べ、台風をはじめとする自然被害が増えていて、甚大な住宅被害に遭われる方も多くなっていますので、火災保険への加入や補償内容を見直すことをおすすめします。